試合中での親御さん及び私の考えでの試合観戦の仕方について書いていきたいと思います。
私は、選手の試合観戦をすることに対して、たくさんの訓練をしてきました。
かなり前のことですが、千葉に居た時、私の教えていた選手と竜美丘TCにもイベントで参加して頂きました長塚京子プロの教え子が、この試合に勝ったほうが関東大会に出られる大事な試合を行っていたときです。2人並んで最初は談笑して観戦してましたが、中盤以降、かなり競った試合になっていた時、後方で歩いていたおじいちゃんが突然倒れこみました。私は、周囲のざわつきに気付き、後ろを振り返った時には、すでに長塚さんはおじいちゃんの介抱をしておりました。試合に気持ちが入り込みすぎていた私と、長塚さんの広い心。選手共々完敗でした。
色々体験の中での人間としてとても勉強になった瞬間でした。
上記のことも含め、観戦をするにあたってとても気を付けている事があります。
1 なるべく遠くから試合全体が見られる場所から観戦する。
2 試合ではなるべくポーカーフェイスを装う。
3 選手の良いプレーのみならず相手選手の良いプレーにも軽く拍手する。
私の中では、訓練してこの3点を常に心掛けていますが、理由として、選手はあくまで1人で戦っているということ。拍手や声、両親、コーチの表情が気になって、試合に集中出来ない選手にならないようする為、ZONEを作れない選手は、大半が周囲が気になってしまう選手です。(特に低年齢)
ZONEとは、ボールに対して、試合に対して、かなりの集中力を発揮し、何を打っても入る状態、周りの風景、雑音が見えなく、聞こえなくなる状態です。その状態が長ければ長い程、有利になります。
テニスの王子様ぽい表現ですが、必ずその状況を作り出せる場面は、試合での緊張がほぐれ、足が動き出した時、長いロングラリーでポイントを取り、気持ちが乗って来た時、自分の決めたパターンでポイントを取ったときなどです。いつ、そういう状態になるかは本当に訓練が必要です。親御さんがポイントのたびに一喜一憂している選手は、表情、心の中が気になってなかなかZONEはおろか、試合に入り込めず、親の表情と戦ったり、自分との戦いから抜け出せない状態になりかねません。対戦相手は、相手です。そして、テレパシーは存在するのです。
また、お互いの良いプレーには軽く拍手をし、相手の変なミスには温かい沈黙を心掛けます。
そして、試合後のアドバイスを明確におこなう為に、なるべく客観的がベストと判断しているからです。試合後の、アドバイス1つでその子の方向性が決まっていきます。レッスン以上に大切な重みのある一言になり、中途半端なアドバイスは、子供を傷つけることにもなりかねません。客観的に良い方向性、出来たことの確認等していきたいと考えています。実際には、なかなか観戦しにいけていません。申し訳ございません。
ジュニアと共に親御さんも試合では一緒に戦っている事と思いますが(当然です。)子供以上に周囲の主役にならないよう、妨げにならないよう訓練をしていきましょう。
4大大会になると私は、どうゆう観戦になるか正直分かりません・・・・
頑張っていきましょう!!!!!
by Saito
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